ある日突然、PCモニターが映らなくなってしまい、慌てて電気屋さんへ駆け込みました。
はじめは「とにかく安くて、そこそこのスペックがあればいい」と思っていたのですが、ヨドバシカメラの奥で、レトロでかわいらしいモニターに出会い、一目惚れ。思い切って購入し、このタイミングでキーボードもレトロなデザインのものに買い替えました。
私はほぼ毎朝、Threadsに「今日のドリンク+タイピング動画」を投稿しているのですが、その中でよくいただくご質問が、このキーボードについて。打鍵音やデザインについてコメントをいただくことも多く、とてもうれしいです。
Threadsアカウントはこちら→ https://www.threads.com/@morning.mallow
この記事では、私が愛用しているキーボードのこと、購入時に気をつけたいポイント、買うときに迷ったほかの候補たち、そして最後にモニターについてもあわせてご紹介しようと思います🌷
愛用しているキーボードとカスタマイズ

愛用しているのは、「Lofree」というメーカーの「Flow Lite 84」。キースイッチはとくに変更していないのでデフォルトです。
丸みのあるキーと、心地よい打鍵音が特徴のキーボードで、カラーはホワイト・ピンク・ビンテージグレーの3色展開(2025年6月9日現在)。テンキーつきの大きめタイプもあります。
ちなみに、私が選んだビンテージグレーは、サイトによっては「マーブル」と表記されていることもありました。違いがあるのかはよくわかりませんが、もしかしたら製造時期によって名前が違うのかも?
また、Lofreeでは別売りでカスタマイズ用キーキャップも販売されていて、私は「Retro-Flow Series」という製品を購入し、一部のキーをつけ替えて使っています。

この「Retro-Flow Series」は十字キーとESCキーが鮮やかなオレンジで、その他のキーはアイボリーとグレイッシュグリーンになっています。(写真だとグリーンが濃いベージュに見えるかもしれませんが実物はグリーン系です)
すべてのキーを交換することも考えましたが、私はもう少し落ち着いた雰囲気にしたかったので、オレンジ以外のキーだけを取り替えました。ほかのキーの刻印にもさりげなくオレンジが使われているので、それだけでも十分レトロでかわいらしい雰囲気です。
キーキャップには「キープラー」という交換ツールが付属していて、簡単につけ替えができます。

このキーボードの素敵なところと注意点
▼ 気に入っているところ
このキーボードを使ってみて、まず気に入ったのは、やっぱり心地いい打鍵音でした。どこか音に丸みがあって、タイピングが楽しくなる音です。最初は見た目に惹かれて選んだのに、今ではこの音にいちばん愛着を感じているかもしれません。
レビューで「コトコト」という表現を見かけたのですが、まさにそのとおり。実際の音は、Threadsに投稿している動画で聞いてみてください。
【追記】
Threadsにて、Lofreeを所持している方に「私のキーボードと音が違うように聞こえる」と教えていただきました。「改造しているか?」と聞かれたのですが、キーキャップ変更しかしていないので、キーキャップによって音の聞こえ方が異なる可能性があります。
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それから、見た目はレトロでかわいらしいのに、作りは意外としっかりしていて、耐久性もありそうな点も好印象。長く大切に使っていきたいと思える一台です。

▼ 購入するときの注意点
一方で、購入の際に気をつけたい点もいくつかあります。このキーボードはUS配列なので、普段JIS配列に慣れている方だと、最初は少し使いにくく感じるかもしれません。
特にWindowsでは、PCのキーボードレイアウト設定が日本語用のままだと、キーの刻印と実際の入力がズレてしまうことがあります。
この場合は、設定を「日本語」から「接続済みキーボードレイアウトを使用」に変更すると、大方ズレなく使えるようになるはず(Macについては未確認)。
それでもキー配置に違和感がある場合は、Lofree公式のキーマップ変更ソフト「Lofree Keymapper」でカスタマイズする方法もあるみたいです。(私はソフトを使っていないため、Keymapperの使用感については不明)
それから、US配列のキーボードはたいていEnterキーが小さいので、右手の薬指でEnterを押す癖があった私は、慣れるまで少し苦労しました。
EnterとBackspaceの間に、普段めったに使わないキー(\、|、|、¥)があって、最初は誤入力しまくり😭ただ、小指でEnterを押す練習を始めたところ、2週間ほどで慣れて今では気にならなくなりました。

そのほか、細かいところでは「付属のBluetooth接続用のUSBアダプターがうまく機能せず、結局もともと持っていたものを使った」などのトラブルもあったのですが、これはおそらく私のPC環境の問題だと思われます。(口コミではそのようなコメントはなかったので)
いくつか注意点を書きましたが、どれもLofreeの問題ではなくて、結局は私がUS配列に慣れていなかったというだけのことです……!買う前に実物を見れず不安がありましたが、思い切って購入して本当によかった。デスク周りのインテリアにもよく馴染み、今では同じLofreeのマウスの購入も検討中です。
ちなみに、YouTubeチャンネル「Morning Mallow」では、モニターの買い替えをきっかけに、デスク収納をDIYした様子を紹介しています。キーボードの詳細は出てきませんが、もし我が家のデスクまわりに興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、ぜひのぞいてみてください🌷
▼ 商品ページ
Flow Lite 84 Retro-Flow Series英語配列キーキャップ候補にあがっていたキーボード
キーボードを選ぶとき、ほかにもいくつか気になった商品がありました。同じようにキーボード選びで迷っている方の参考になればと思い、それらもご紹介します。
ただ、実際に使ってみたわけではないので、見た目やスペックからの印象だけになることを、あらかじめご了承ください。
1:実はこれが1番の候補だった
▼ AZIO | Cascade Slim 75%
実は、これがいちばん気になっていた商品でした。全体的にやさしい色合いで、グリーンも鮮やかすぎずちょうどいい。北欧インテリアやナチュラルインテリアに合いそうです。
ただ、カスタマイズで「ブロンズ/フォレストライト」の組み合わせがほしかったのですが、その組み合わせでは茶軸が選べなくて(完売だったのかな?)、そこでちょっとつまずいてしまい……
いろいろ考えているうちに、「グレーのキーがちょっと濃すぎるかも」「北欧モダン系でクリーンな雰囲気が強いから、私のイメージとは違うかも」と気持ちが変わっていき、最終的に候補から外れました。
それでも、もし友達に「オシャレなキーボードを探してる」と相談されたら、きっとこの製品を勧めるだろうと思うくらい、洗練された素敵なデザインです。
2:レトロな見た目が抜群にかわいくて最後まで悩んだ
▼ Lofree | Block
Lofreeにしようと決めたとき、こちらのモデルともずいぶん悩みました。ワープロみたいなレトロなデザインがとってもかわいくて。マウスとセットで買おうかな、とギリギリまで迷っていました。今でもこれを見ると「こっちにしたらよかったかな~」と思うくらいです。
最終的には、右上のオレンジ色のノブがインテリアを変えたときに少し浮いてしまうかもと感じたこと。それから、このデザインはテンキー付きモデルしかなく、私にはサイズがちょっと大きすぎたことが引っかかりました。
また、デスク周りの雰囲気を考えたとき、キーボードにはそこまで強い存在感を求めていなかったので、より薄くてシンプルなデザインの「Flow Lite 84」を選ぶことにしました。
デザインに個性があるので、誰にでも勧めやすいわけではないですが、個人的にはとても好きなデザインです。
3:インテリアとの馴染みがよさそうなデザイン
▼ Keychron | Keychron K2 HE
Keychron K2 HE 無線磁気スイッチ・カスタム・キーボード
候補だったのは、これのスペシャルエディションモデル。サイドに木のパーツが使われていて、ナチュラルなインテリアにもよく馴染みそうなデザインです。
PC周辺機器はどうしても無機質な雰囲気になりがちですが、木の温かみが加わることで、デスクまわりにもやさしい空気を作ってくれそうだなと思いました。
買うとしたら、カラーはホワイト。それと、一部のキーキャップを「Cherry ロファイル ダブルショット Camel」にしてもいいなと思って眺めていました。
Cherry ロファイル ダブルショット PBTフルセットキーキャップ – Camel
ただ、モニターがアイボリー系なので、できれば真っ白なカラーは避けたかったこと、木のパーツが今後の気分やインテリアの変化に合わなくなるかもしれないという不安があったこと、そしてキーキャップまで揃えると予算オーバーになってしまうことなどから、総合的にLofreeに軍配が上がりました。
4:余白があまりにもオシャレすぎる
▼ Vortex Keyboard | PC66 (68 Key) ANSI
PC66 (68 Key) ISO – Retro Inspired – Vortex Keyboard
これは購入候補だったわけではなく、Lofreeを買ったあとに知ったキーボードなのですが、とてもレトロでおしゃれだったのでご紹介します。
ここは台湾のキーボードブランドで、フレームの余白がゆったりと取られているデザインが特徴的。レトロながらも上品で大人っぽい雰囲気があり、ヴィンテージ系のインテリアにもよく合いそうです。
ちょっと厚めなので好き嫌い分かれるかもしれませんが、それもレトロ感があっていいんですよね。しかも、ANSIだけでなくISO配列も用意されていて、Enterキーが大きい!(重要)
公式サイトからの注文で、日本にも発送してくれそうです。住所入力まで試してみたところ、「Japan」が選択肢にありました。
ちなみに、同じブランドの「Multix TKL VIA」のAutumnカラーにはグリーンの差し色が入っていて、こちらも素敵でした。
Multix TKL VIA – Wireless 80% – Vortex Keyboard
我が家のモニターにとても雰囲気が合っていそうなので、正直なところ、Lofreeを買う前に知っていたらこちらを選んでいたかもしれません……!

いろいろ語ってきましたが、ご紹介したキーボードはどれも本当に素敵で、見れば見るほど惹かれるものばかり。気に入ったものを全部そろえていたら、我が家のキーボードは3台くらいになっていたと思います……
ただ、今使っている「Flow Lite 84」は、キーキャップの一部を交換してカスタマイズしているので、製品をそのまま使うよりも“自分のもの”という感覚があって、とても気に入っています。馴染んでいる感じも心地よく、これを選んでよかったなと思える一台です。これから長く大切に使っていきたいと思います。
では最後に、PCモニターをサクッとご紹介して終わりにします。もう少しだけおつき合いください。
ブラウン管テレビをイメージしたモニター

私が購入したモニターは、JAPANNEXTの「JN-V236G180F-RETRO」という商品です。ブラウン管テレビをイメージして作られたそうで、ダイヤルがとってもかわいい。
このモニターはヨドバシカメラ限定の商品らしく、店舗に行くか、ヨドバシカメラのオンラインショップでのみ買えます。
スペックは23.6型、フルHD、180Hz対応、価格は27,800円。ゲーミングモニターらしいので、ヨドバシカメラ店舗に行く際は、ゲーミングPCエリアで探してみてください。
▼ 商品ページ
https://www.yodobashi.com/product/100000001008831025/
このモニターはレトロがテーマなせいか、デフォルトだと色がけっこう薄いです。一応、モニターの設定で(かなり)調整して、iPhoneとそこそこ近い色にはできました。映像関係のお仕事での使用はおすすめしませんが、趣味なら問題ないです。
長い記事になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事がキーボードやモニターを探している誰かのヒントになったらうれしいです。また別の記事でお会いしましょう🌻