絵柄マグカップに取り憑かれた女のコレクション紹介

私はお茶やコーヒーを楽しむための生活道具が好きなのですが、なかでもマグカップには目がありません。とくに惹かれるのは、素朴なタッチで描かれた動物や植物のモチーフで、目に入ったものすべてを買いたくなるほどです。

ヨーロッパの陶器ブランドにはそういった絵柄が多いので、個人輸入をしたり、日本のフリマサイトをこまめにチェックしたりしながら、少しずつ集めてきました。気づけば我が家の食器棚はちょっとしたコレクション棚のようになっています。

今回はその中から、とくにお気に入りのものをいくつか選び、ブランドごとに紹介していこうと思います。どれも海外ブランドのマグなので、可能な範囲で日本からの購入方法についても触れています。ゆっくり楽しんでいただけたらうれしいです🌷

アイルランドの田舎を感じる絵柄|鶏&花のマグカップ

私にはいくつか好きなモチーフがあるのですが、そのうちの1つが「鶏」です。Morning Mallowのアイコンにも鶏を使っているのですが、これは「モーニング=鶏」という、ちょっと安直な理由からだったりします。

そんな鶏モチーフのマグカップを探していたときに出会ったのが、アイルランドの田舎に工房をかまえる陶器ブランド「Nicholas Mosse(ニコラス・モス)」。

温かみのある絵柄が特徴で、「スポンジウェア」という、スポンジを使った伝統的な絵付け技法で描かれているそうです。鶏のほかにも、羊や犬、りんごや花柄など、暮らしに溶け込むモチーフが揃っています。どっしりとした重みもあって、私のマグコレクションの中では主役のような存在。

ただ残念ながら、2025年6月時点ではNicholas Mosseの公式サイトから日本への発送は対応していないようです。マイページを作成し、そこでは日本を選択することはできるのですが、チェックアウトではじかれました😭

私は本当にラッキーなことに、ほしかった鶏の絵柄のマグを日本のフリマサイトで見つけて購入できましたが、出品自体がかなりレアでした。

どうしてもほしい!という方は、公式サイトに個別で問い合わせてみるか、もしくはeBayなどの海外フリマサイトがおすすめです。私はeBay代行サービス「セカイモン」を何度か利用しているのですが、いまのところ問題なく届いています。

上の写真のマグは、セカイモン経由で購入したNicholas Mosseのヴィンテージマグです。ただ、商品代金よりも国際送料の方が高くついたのでコレクター向けの方法かもしれません。

ちなみに、Nicholas Mosseのマグカップの定価は、鶏の絵柄のラージサイズで€40.50(2025年6月時点で約6,800円ほど)と、マグにしてはお高めです。でも、それでも納得できるくらいかわいくて、ティータイムに幸せな気持ちになります。

Large Mug | Hen

ポーランドの素朴な絵付け陶器|ひまわり&ポピーのマグカップ

続いてご紹介するのは、私が愛用しているひまわりのマグカップのメーカー「Brixton Pottery」。イギリス人夫婦が作っているポーランドの食器で、こちらもスポンジウェアによる絵付けです。

ここのブランドは白地のマグカップにさまざまな絵柄が描かれているのが特徴。とにかく柄のバリエーションが豊富で、どれにするか悩みすぎて、決めるまでにかなり時間がかかりました。全部かわいいです!

それぞれの絵柄には大小2サイズが用意されていて、価格も手頃。私が購入したときは、スモールサイズが£13.24、ラージサイズが£14.66でした。

ここではほしいマグがたっくさんあったのですが、その中でもダントツでひまわりのマグが気に入り、愛が暴走してサイズ違いで買いました。ちなみに、ひまわりも私が好きなモチーフの1つで、SNSのアイコンにも映っています🌻🌻

ポピーのラージサイズ

Brixton Potteryは日本への発送に対応しているので、公式サイトから直接購入できます。私が注文した時は2週間ほどで届きました。送料も比較的安かったので、日本からの購入でもハードルが低いと思います。

私がチェックした時は、売り切れの商品がちょこちょこありましたが、後日在庫が復活していました。もし見たタイミングで売り切れでも、希望を捨てずに定期的に確認してみてください。

Home | Brixton Pottery

ポルトガルらしい絵柄とぽってりフォルムがかわいい|花かごを運ぶロバのマグ

私は小学生の頃、授業でポルトガルについて調べたことがあり、それがきっかけで、この国の魅力にどっぷりとハマりました。美しいタイルやトリム、エッグタルトや魚介料理の数々……ポルトガルは「いつか必ず行ってみたい国」のひとつです。

ロバのマグカップは、そんなポルトガルに工房がある「Oficina da Formiga」で作られたもの。引退した職人から受け継いだ古い型紙を使って作品づくりをされているそうです。

マグに描かれているのは、「ミランダ・ロバ」というポルトガル固有種のロバが、花かごを運んでいる姿。裏側の絵はアーモンドの花になっていて、くるっと回すと雰囲気が変わるのがまたいいんです…!

ちなみに私のキッチンに置いてある”タラを持ったお母さん”のタイルも同じブランドなのですが、タイルにはポルトガル語で「今日の夕食はタラよ」と書かれているそうです(かわいい!)。

これらのアイテムを購入したのは、「OBG eu.」という、ポルトガルをはじめヨーロッパの雑貨を扱うショップ。初めて買い物をしたのは5年前で、当時はまだ日本でポルトガル製のアイテムを専門に取り扱うお店があまりなかったので(たぶん)、見つけたときは本当にうれしかったのを覚えています。

我が家ではマグカップ以外にも、プレートやカトラリーなど、ポルトガル製のものをいくつか愛用しています。これからも、もっといろんなポルトガル陶器に出会いたいです。

OBG eu.

Instagram: https://www.instagram.com/obg_eu/

類似の陶器ブランド

これからご紹介する陶器ブランドのマグは、私自身はまだ持っていないのですが、これまでに登場したマグが好みの方ならきっと気に入るのでは……と思って、参考までに軽くご紹介してみます。

▼ Bloomingville

デンマーク発のインテリアブランドで、陶器以外にもいろんな雑貨があります。ゆるくてかわいらしい系の北欧デザインで、ハンドメイド感があるマグが多いです。私がほしいなと思って見ていたのは以下の2つ。

Dorthea Cup, White, Stoneware Millie Cup, White, Stoneware

ちなみに、我が家のデスクに置いている鳥のキャンドルホルダーと、テラコッタの3連鉢は同ブランドのもので、楽天で買いました。ただし、マグはあまり楽天では売っていないようです。

すごくかわいい(けどロウが下に垂れまくる)
右の3連鉢。木のフレームがかわいい

日本からBloomingvilleのマグを購入したい場合は、「Nordic Nest」での購入がおすすめです。品揃えが充実していて、同ブランドのマグがひと通りチェックできます。

私は別の商品を購入するためにこのショップを利用したことがあるのですが、海外からの発送なのに送料が安めだった気がします。

Bloomingville | ブルーミングヴィル – Nordicnest.jpでお買い物

▼ Emma Bridgewater(エマ・ブリッジウォーター)

Emma Bridgewaterはイギリスの陶器ブランドで、こちらもスポンジウェアで絵付けされています。実はこのブランドにも、鶏柄やひまわり柄のマグがあって、「こっちもいいな〜」と思いながら眺めていました。

Nicholas MosseやBrixton Potteryもそうなのですが、私は、側面がストンとまっすぐ落ちるシリンダー型で、高台のような底になっているマグのデザインが好きです。クラシックで、どこかレトロな雰囲気。Emma Bridgewaterのマグは、まさにその王道の形をしていると思います。

Chintz 1/2 Pint Mug

このブランドは公式サイトから直接購入することもできるようですが、私はまだ利用したことがないので、詳細は不明……

ただ、公式サイトよりは商品の種類が減ってしまうものの、一部のマグやプレートは楽天にもあったので、日本からだとこちらの方が手軽に購入できます。

【楽天市場】エマブリッジウォーターEmma Bridgewater マグカップ Mug(Antique Roses)英国 イギリス:Seed (シード)

マグカップが日々の楽しみをくれた

昔の私は、それほど飲み物を飲むタイプではなかったので、自分がマグカップを集める日が来るなんて想像もしていませんでした。

でも、マグカップにこだわり(取り憑かれ)始めてからはティータイムが楽しくなって、日々の暮らしに楽しみが増えました。よく飲み物を飲むようになった今の私にとって、マグカップはなくてはならない生活道具のひとつです。

この記事がマグカップ好きの方にとって、少しでも参考になったらうれしいです。もしあなたのおすすめブランドがあれば、ぜひ教えてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう🌻